【台湾留学】銘伝大学国際ビジネス学科で何を学んだのか?:1年生編

台湾留学

僕は台湾の大学で国際ビジネスを専攻していました。

そこで今回は僕が留学していた台湾の銘伝大学の国際ビジネス学科でどんな科目を学んでいたのか、一般教養科目も含め実体験をもとに紹介していきたいと思います。

台湾の大学の授業について知りたい方や国際ビジネス学科に興味がある方、大学の学部・学科について知りたい方の参考になれば嬉しいです。

※この記事は大学1年生編です。2年生編、3年生編、4年生編は記事下部にリンクがあります。

国際ビジネス学科で何を学んだのか?:1年生編

まずは通識について紹介します。

必修科目(通識)

通識は一般教養のことで銘伝大学では「人文」、「社会」、「自然」の3つの領域があり、その3つがさらにそれぞれ「核心(基礎)」、「延伸(応用)」に分かれていて、それぞれ1科目ずつ、合計6科目(合計12単位分)を卒業前に取っておく必要があります。

僕は1年生で合計4科目を取りました。

區域文化 Special Topics on Local Culture

「區域文化」とは外国の文化について学ぶ科目で、僕が取った「區域文化」では日本ついて学びました。(他の国の文化について学ぶ區域文化もありました。

台湾は日本と深い関わりがあるのでこのような授業が結構ある印象です。

日本の歴史や伝統、習慣、流行など幅広く学ぶことができ、日本について再認識できるいい機会でした。

また自分は日本人なので他の現地の学生よりはテストであまり苦労しなかったです(ただ日本人の起源など意外とニッチな知識も必要だったので90点しか取れませんでした笑)。

台灣空間資料與資源分析 Analysis of Taiwan’s Space and Resource

この科目ではGOOGLE EARTHの使い方や台湾の各地域の特色や環境や防災について学びました。

課外授業では智慧建築中心というIT技術を駆使した家電や空間などが学べるところに行き、グループで台湾のサイクリングロードに実際に行き紹介するというプレゼンテーションなども行いました。

國家與市場 States and Markets

この科目では国家と市場(経済)ということで経済の歴史から、資本主義社会、政府と企業の関係性、グローバル化による国際関係、台湾の経済についてなど幅広く学びました。

テストでは台湾の政策について問われる問題もあり、知識だけでなく自分の考えを中国語で表現しなければならず、大学で受けた科目の中で難しいものでした。

ただこの科目で得た、知識や経験は後の授業で役に立ったと思います。

世界文明 World Civilizations

この科目ではインドやエジプト、ギリシャなどの古代文明(芸術や宗教など)について学びました。

僕は歴史が好きな方なので結構楽しく授業を受けられました。

期末のプレゼンでは海外の文化について紹介するというテーマで僕は茶道の歴史や一期一会について紹介しました。

必修(学校共通)

続いて学校共通の必修科目について紹介します。

體育 Physical Education

前期にはバドミントンとバスケットボール、後期では卓球とバレーボールをしました。

また各競技のルールについてのテストもありました。

英文 Practical English

英文とは中国語で英語のこと。

銘伝大学では4年生まで英語が必修ですが、TOEICなどの英語の検定で学校が指定するスコアを取得できれば英語の授業を免除することができます。

僕は英語の授業は1年生だけ受け、2年生から免除の申請をし、空いた時間を他の科目に当てていました。

中國文學鑑賞與創作 Chinese Literature: Appreciation and Creative Writing

中国の古文(日本的にいうと漢文)の授業です。

漢文は中学以来触れていなかったので、とても苦労しました。

しかも、現地の学生にとっては簡単だったのか、一番前の席に座り、真面目に板書を取っていたのは僕だけでした笑。

クラスメイトにいろいろ助けてもらったのはいい思い出です。

また期末では公文書の書き方も勉強しました。

辦公室應用 Applied Information Technology: Office Software

この科目ではWord、PowerPoint、Excelの使い方について学びました。

また台湾にはTQCというパソコン技能に関する検定があり、銘伝大学ではWord、PowerPoint、ExcelそれぞれのTQCの検定に合格しないと卒業できない決まりになっています。

必修(国際ビジネス学科)

經濟學 Economics

経済学(台湾中国語の表記は經濟學)とは経済活動の仕組みについて学ぶ学問、簡単にいうとお金と物の動きについて学ぶ学問です。

また前期では一企業の経済活動について研究するミクロ経済学、後期では国や世界を大きなくくりとして研究するマクロ経済学について学びます。

また教科書は英語の物を使用し、テストでは英語と中国語が半々で出題されました。

そしてこの経済学は僕が一番苦労した科目でもありました。

経済学で失敗しかけた話は過去の記事で綴っていますので、お時間があるときにどうぞ!↓

會計學 Accounting

会計とは会社の経済活動(お金の動き)を財務諸表にまとめることで、会計学ではこの財務諸表の見方、書き方について勉強します。

ちなみに教科書とテストは全て英語でした。

企業概論 Introduction to Business

この科目はビジネスの基礎になる部分で企業とは何かということを勉強します。

期末では実際に会社やお店に赴き、インタビューをして、発表するというようなことをしました。

この科目の期末では学校近くのカフェに行き、インタビューをしました。

微積分 Calculus

文字通り微分積分について学びます。

難易度的には数Ⅲレベルですが、三角関数の微積分(このような微積分は経済学ではほとんど使用しないため)は出てきませんでした。

高校で数Ⅲまで勉強したので、僕はあまり苦労しませんでしたが、周りの現地学生は文系出身の人が多かったのか、苦労している人が多かったです。

高校で文系を選択した人は少し大変かもしれません。

選択科目

國際禮儀 Etiquette

國際禮儀とは国際エチケットのこと。

基本的なマナーを学ぶ他、国によって異なる文化や習慣を理解して、異なる国籍の人と接する国際ビジネスで必要なマナーについて学びました。

思い出に残っていることは大きな教室を借りて社交ダンスの練習をしたことと台湾の有名ホテルの圓山大飯店の見学ができたことです。

全球經貿概論 Introduction to Global Economy and Trade

この科目では中国や日本、韓国、ASEAN10か国などのアジア諸国の文化や市場について、台湾との関係について学びました。

日文 Japanese

日文とは日本語のこと。

日本人なのになんで日本語なんか受けてるのかと思われるかもしれませんが、日本人が台湾の大学で日本語を取るのはあるあるです笑

日本語を受けるメリットは友達が増えること、迷惑を掛けなければ好きなことをしても怒られないことです笑

 

2年生編はこちら!↓

3年生編はこちら!↓

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