僕は4年間台湾の大学に通っていました。
国が違えばもちろん大学のシステムや文化も異なってきます。
今回は僕が実際に台湾で体験した台湾の大学と日本の大学の違いについて紹介していきたいと思います。
台湾の大学と日本の大学の違い
1限目は8時から
日本の大学の1限目は9時から始まるらしいですが、台湾の大学の1時限目は8時からです。
またこの8時からの授業は台湾の大学生の間では通称「早八(ザオバー)」と言われています。
2限目の9時からの授業も「早九(ザオジョウ)」ともいうことがあります。
1年生の時は1限目から始まる授業が多かったので、朝が辛かったですね。
1コマは50分
日本の大学は1コマの授業時間は1時間半ですが、台湾の大学は1コマは50分です。
また例外もありますが、基本的に1週間で2単位の科目は2コマ、3単位の科目は3コマ分の授業を受けます。
これに関しては台湾の大学の方がいいかなと思ってしまいます。
1時間半続けて受けるより、途中10分の休憩をはさみながら2時間・3時間の授業を受ける台湾スタイルの方が集中して講義を聞けることができると思います。
入学は9月、卒業は6月
日本では4月に入学、3月に卒業ですが、台湾では入学が9月、卒業は6月です。
これに関しては日本の方が特殊で、世界的に見れば入学シーズンが9月であることの方が多数です。
授業中に朝ご飯を食べてもオッケー
調べてみたところ、日本の大学では講義中の飲食はマナー違反らしいですね。
台湾では基本的に授業中朝ご飯を食べても問題ありません。
台湾の大学の先生は結構寛容で、今まで禁止されたことも、注意されたこともありません。
大学進学率が高い
台湾の大学進学率は日本に比べて高いです。
台湾教育部の「高級中等學校應屆畢業生升學就業概況調查」によると、106學年度(日本でいう2017年度)に普通科を卒業した高校生の進学率は94.95%です。
参考: https://www.edu.tw/News_Content.aspx?n=829446EED325AD02&sms=26FB481681F7B203&s=1547C271DEDAE960
日本の大学の進学率は50%~60%ほどです。
およそ30%の差がありますね。
みんなが一斉に就職活動はしない
世界的に見ても就職活動のルールが決めれれているのは日本だけでしょう。
台湾では基本的に卒業してから、早くても4年生の後半からです。
そもそも就職活動や新卒採用という概念がありません。
大学生のうちはあくまで学業優先ですし、卒業した後もみんな就職するタイミングはバラバラで、留学やワーキングホリデーに行く人もいますし、男性なら服役してから仕事を探すという例もあります。
まとめ
以上日本の大学と台湾の大学の違いでした。
この記事を通して、台湾の大学についてイメージしてもらえたでしょうか?
他にも台湾の大学と日本の大学の違いについて思い付いたことがあれば、この記事で追記していきたいと思います。
皆さんも台湾の大学について「こういうことが知りたい!」などあれば、ぜひ教えていただけると嬉しいです。