大学最後の授業も終わり、あとは卒業式を待つだけとなりました。
そんな留学生活の4年間を振り返ってみると、いろいろなことに取り組み「やって良かったな」と思えることがあります。
そして同時に「あれやっておけば良かった」と後悔することもあります。
今回はそんな僕の経験をもとに正規留学生の目線から台湾留学中にやっておくべきことを共有したいと思います。
台湾留学中にやっておくべきこと
中国語学習
台湾に来て一番に感じたことは自分の語学力の無さでした。
大学に入学する前に、大学が要求する中国語レベルには達していましたが、いざ実際に来てみると授業はおろか友達との会話だけで苦労しました。
そして、ただ毎日授業に出るだけでは中国語は伸びないですし、ある程度の語学力が無ければ授業に全くついていけません。
ですので、学校での授業以外に独学で中国語学習に取り組むのは大事です。
僕は積極的に友達を作り、中国語での会話をたくさんこなしました。
他にも小説を読んだり、ニュースやテレビ番組なども視聴し、語彙力やリスニング力の向上に取り組んできました。
もちろん授業に欠かさず出席し、真面目に受けていたこともありますが、それ以外の時間に自分から中国語を勉強したおかげで、初めての中間テストを終えたあたりから授業が聞き取れているという実感がわき、プレゼンでは他の留学生よりも高い評価を貰えるようになりました。
特に台湾に来たばかりの時は、難しいからと諦めず自分から中国語を学ぶべきです。
そうしないといつまでたっても授業を理解できないばかりか、まわりに差をつけられてしまいます。
英語学習
やらなくて一番後悔したことに英語を勉強しなかったことがあります。
台湾に来ても継続して英語を勉強するべきでした。
僕は普段の授業や部活、イベントが忙しいからと言い訳をして、英語を学ぶことをさぼっていました。
ですが、最近になって英語の重要を再確認しました。
就活をしていると、必ず英語が話せるか聞かれますし、調べてみるといわゆる大企業から内定をもらっている方はTOEICの点数が高い傾向にあります。
僕はTOEIC600点を取り、簡単な会話はできますが、まだまだ英語力が足りないなと感じました。
有名企業から内定を得るためには最低TOEIC700点くらいは無いとダメかもしれません。
中国語ができることは大きな強みですが、企業がそれよりも求めているものは英語力。
最近は自宅にいながら英会話ができるサービスもあるので、そういうものを活用して普段から英語に慣れていくことが大切です。
台湾人の友達を作る
現地の友達がいるかいないかは留学生活を大きく左右します。
友達はいないよりいた方が留学がより有意義に、楽しくなるはずです。
僕が考える友達がいた方がいい理由は3つあります。
1つは中国語が上達する。
台湾で会話するときはもちろん中国語です。
僕はクラスメイトと積極的に交流したり、イベントやサークルなどにも参加し、いろんな友達を作ることができました。
そのおかげで今ではほとんど問題なく中国語でコミュニケーションが取れるようになっています。
またこの経験があったからこそ授業での発言やプレゼンテーションなどもスムーズに行えるようになりました。
2つ目は心の支えになる。
ほとんどの人が一人で台湾という慣れない土地にやってくるでしょう。
僕もその一人です。
言葉や文化、習慣が違う国で一人でなんでもこなすのは困難です。
そんなとき友達がいれば、悩みをきいてくれたり、アドバイスをくれます。
そして、課題や生活で困ったことがあれば助けてもらうことができました。
僕も実際そんな心優しい友達に支えられて、ここまで来ることができました。
3つ目は刺激になる。
友達は良き仲間であり、良きライバルでもあります。
台湾人の友人を見ると自分の中国語はまだまだだなと感じ、近づくために努力しようと行動したり、彼らのプレゼンテーションを見て、良いところを盗もうと集中して聞くようになりました。
優秀な台湾人の友達を持つことは刺激になりますし、勉強の原動力にもなります。
部活・サークル・イベントに参加
正規留学生なら部活やサークル・イベントなどに参加するべきです。
僕も1年生から勉強以外にもいろいろなイベントに参加しました。
合唱コンクールやチアダンス、学科の生徒会で撮影などを担当しイベント実行のサポートをした経験もあります。
おかげでクラスメイト以外の友達も増えましたし、今まで経験してこなかったことに挑戦し、新たな発見やスキルも得ることができました。
そしてなにより何かを成し遂げたときの達成感は自分の自信につながります。
言葉も文化も違う台湾人と何かを取り組むことはとても大変です。
しかし、それを乗り越えたあと、大きな自信となって残り続けるはずです。
アルバイト
正規留学生なら1年目から台湾でアルバイトができます。
大学生のうちに中国語を使って仕事をする訓練をした方がいいでしょう。
僕は過去に簡単な翻訳や通訳をした経験があり、大学での中国語とはまた違ったスキルを身につけられました。
また日本へ一時帰国した際、ホテルと空港で接客をしたこともあります。
中国語が話せるという理由から、比較的短い期間でも働かせてもらえました。
そこでは接客で使う中国語を学ぶことができました。
大学生は勉強が本業なので、アルバイトばかりしてはいけませんが、空いた時間や長期休暇を利用して、中国語を使ったアルバイトをしてみてはいかがでしょう?
就職活動でのアピールになりますし、卒業後中国語で仕事をするときの役に立つはずです。
ただし、台湾でアルバイトをする前に工作證(アルバイトの許可証)の申請を忘れずに。
自動車免許の取得
もしも免許を持っていない状態で台湾に留学に来たなら、台湾で車の免許を取るべきです。
居留證(いわゆる台湾の在留カード)があれば、免許を取ることができます。
正規留学生なら居留證を持っていることでしょう?
夏休みや冬休みを使って、合宿で免許を取る方法もありますがあまりお勧めはしません。
なぜなら台湾で免許を取った方が圧倒的に安く、台湾の免許から日本の免許に切り替えることができるからです。
僕が免許を取った時の費用はマニュアルで15000元ほど(約6万円)で、免許取得から台湾に3か月滞在していれば日本の免許を取得することができます。
時間や費用を節約できますので、もし免許を持っていなかったら、台湾にいるうちに免許を取っておきましょう。
バイクの免許の取得
バイクの免許も同様に取っておきましょう。
僕はバイクの免許を取らずに後悔しています。
台北は交通の便が発達しているので普段はバイクが必要ありません。
ですが、違う地方に旅行に行く際、バイクが無いと結構不便です。
台北に住んでいるからといいやと後回しにして、免許を取らずにここまで来てしまいました。
そして、車と同様、バイクも日本の免許に切り替えることができます。
ですので台北の大学に通っている人も免許を持っていて損はないはずです。
まとめ
今回は自分が「やっておいて良かった」、「やらなくて後悔した」こともとに、正規留学生向けに台湾留学中にやっておくべきことを紹介しました。
留学中ただただ授業に出るだけではもったいないです。
ぜひ台湾にいることを最大限に活用して、いろんなことに取り組んでみてください。
そうすれば、周りと差をつけることができ、自分の強みがどんどん増えていくはずです。
この記事が今現在台湾に留学している人、これから台湾に留学に行く人の役に立てれば幸いです。