僕は台湾の銘伝大学という大学に正規留学をしていました。
近年台湾留学が日本人の中でも浸透しつつあり、実際に銘伝大学でも日本人が何人か在籍しています。
今後台湾留学を検討している人の中で銘伝大学を考えている方がいるかと思います。
今回はそんな銘伝大学の台湾における立ち位置・ランキングを紹介していきたいと思います。
銘伝大学はどんな大学
ランキングを紹介するためにそもそも銘伝大学がどんな大学かということを簡単に説明していきます。
銘伝大学の中国語表記は銘傳大學、英語ではMing Chuan University(MCU)です。
もともとは商学系の女子学校で、現在は男女共学の総合私立大学でになっており、台北・桃園・金門・アメリカにキャンパスがあります。
また銘伝大学はキャンパスのグローバル化に力を入れており、英語で授業を受ける国際学部があるほか、アジアで唯一MSCHEの認証を受けており、数多くの外国人留学生が在籍しています。
銘伝大学のランキングを紹介
続いて銘伝大学のランキングについて紹介していきます。
台湾は日本とは違い、大学のレベルを「偏差値」で表すということが無いため、大学の立ち位置を知るためには様々な媒体が発表しているランキングを参考にする必要があります。
QS世界大学ランキング QS World University Rankings
QS世界大学ランキングとは、イギリスにある「クアクアレリ・シモンズ社」という大学評価機関が毎年9月に発表する大学ランキングのことです。
残念ながら、銘伝大学は2020年版のランキングでは圏外という結果になっています。
ちなみにこのランキングに入っている台湾の大学は全部で16校で、国立台湾大学等の台湾国内で有名な大学がランクインしています。
参考: https://www.topuniversities.com/university-rankings/world-university-rankings/2020
QSアジア大学ランキング QS Asia University Rankings
QSアジア大学ランキングは上記で紹介した機関が発表している大学ランキングのアジア版です。
銘伝大学は2020年版のランキングで351-400位にランクインしています。
台湾の大学全体では37校がランクインしています。
銘伝大学と同じ順位の台湾の大学は銘伝大学を除いて2校、日本の大学は7校あります。
銘伝大学と同順位の大学
台湾……国立高雄科技大学、台北市立大学
日本……秋田県立大学、学習院大学、関西大学、北里大学、立命館アジア太平洋大学、佐賀大学、鳥取大学
参考: https://www.topuniversities.com/university-rankings/asian-university-rankings/2020
遠見
続いて遠見が発表している2019年のランキングを紹介していきます。
遠見とは台湾で発行されているニュース雑誌のことです。
遠見では総合的な大学ランキングの他に、指標を細かく分けた大学のランキングも発表しています。
その中でも五大排名(五大ランキング)の中の「文法商」、「私大」 の分野でランクインしています。
まずは「文法商」のランキングから。
「文法商」とは文学、法学、商学といった文科系の学部を指します。
銘伝大学はその中で20位中8位にランクインしています。
このことから銘伝大学は文系の学部・学科が良く評価されていることがわかります。
僕も商学系の国際ビジネス学科で学んでいました。
続いて「私大」のランキングです。
私大は私立大学のことです。
遠見が発表している台湾の私立大学ランキングで銘伝大学は20位中12位にランクインしています。
台湾の私立大学は110校ですので、このことから銘伝大学は私立大学の中で上位に位置することがわかります。
2020年版はまだ発表されていませんので、発表されたら今後こちらで紹介していきたいと思います。
参考: https://education.gvm.com.tw//rankings/2019/
まとめ
以上銘伝大学のランキングを紹介していきました。
今回紹介したランキングから銘伝大学は台湾でもトップでは無いまでも上位に位置していると言えるでしょう。
特に遠見では五大排名の他にさらに細かい指標のランキングも発表しているので、自分の行きたい大学の特徴がわかるので参考になると思います。
ただランキングはあくまで参考にしておくことをおすすめします。
カリキュラムや学校環境が想像とは違うといったミスマッチを起こさないためにも、実際に気になる大学のホームページ等を見るなどして学校の特徴をよく調べることが重要になってきます。